シンプルづくり

【震災に備える】壁掛けミラーの地震対策として、ドッコでミラーを固定してみた

2022.09.11

壁掛けミラーの地震対策はドッコがおすすめ


壁掛けタイプの姿見(ミラー)を
壁に取り付けるには、
下の写真のような、
フックを使うのが一般的ですよね。

壁掛けミラーの地震対策をどうするか?
一般的なフック


でもこれだと、
紐でひっかけるだけなので
大きな地震が来た時に
鏡が落ちるリスクが非常に高い。




地震対策として
簡単には紐が外れない
フックもあるにはあるのですが、

壁掛けミラーの地震対策どうする?
紐が外れない壁フック


でもこのタイプだからと言って
大地震の時に落下を
完全に防げるかといえば、
そうとも言い切れない・・・


細いピンで石膏ボードに
差し込むだけの
フックですから、

大地震で鏡が暴れて
ピンごとフックが抜けて、
そのままミラーが落ちてしまう
ことだって十分ありえます。






大きな地震が来ても
安心できるくらいの
頑丈な固定方法が無いものか?

色々考える中でひらめいたのが
壁にアートをスッキリ飾るための
”ドッコ” という商品。

ドッコを使って壁掛けミラーの耐震対策をする
ドッコ




2枚のアルミの板が
お互い噛み合うようになっていて、

片方を壁掛けアートに、
もう片方を壁に取り付けることで

壁との間にほぼ隙間なく
アートを飾ることができます。




以前クライアント様のご自宅に
アクリル製の巨大な写真アートを
取り付ける際に、

このドッコを使って
アートを固定したことがあります。

ドッコを使って巨大なアートを壁に固定する
ドッコを使って固定した巨大なアート





このドッコを使って、
壁に隙間なく鏡を取り付ければ
地震の揺れでも暴れにくい。

でも上から
乗っけるだけの構造だから、

鏡の下側に
耐震用のゲルを挟んで
さらに固定してしまえば
ドッコが外れてしまう
ことも防げそう!

これなら壁掛けミラーの
地震対策としても
使えるんじゃないかと
ひらめいたんですね。






そこで早速
モノタロウという
マニアックな工具類の
販売サイトにてドッコを購入し、

我が家の壁掛けミラーを
壁に取り付けてみました。





壁掛けミラーの壁固定の為に
用意した材料と道具がこちら。

壁掛けミラーの地震対策としてドッコを使って壁固定してみた


1,ドッコ
2,電動インパクトドライバー
3,石膏ボードアンカー
4,レーザー墨出し器(水平器)
5,壁下地探し
6,ペンチ
7,耐震ゲル(震度7対応)





まずはミラー裏にある
紐を通すフックを外していきます。

ドッコを使うと、
壁掛けミラーと壁とに
出来る隙間はわずか5mm。

そのため、余計な出っ張りは
あらかじめ無くす必要があるので
紐用のフックも外しておきます。

なぜかホッチキスの針が
フックの前後に打たれていたので
これはペンチで外しました。




Before

ドッコを使って壁掛けミラーの地震対策


After






鏡裏の出っ張りを無くしたら
いよいよドッコを取り付けていきます。

私が今回使ったのは、
穴の空いていないドッコですが、

通常30cm程度のドッコは
穴が空いているので
穴あけ作業は不要です。

鏡の中央とドッコの中央を
しっかり合わせていきます。

センターを合わせる
ドッコを使って鏡の地震対策をしてみた




ネジでドッコを固定したら
鏡の方への取り付け作業は完了。

ドッコを使って鏡の地震対策をしてみた






さあここからが本番。
今度は壁の方にドッコの相方を
固定していきます。


大切なのはドッコを
水平に取り付けること。
これ本当に大事!

ここで水平が取れないと
鏡が斜めになってしまいます。

紐とフックで固定する場合は
あとから微調整が出来ますが
ドッコの場合は一発勝負。

慎重に水平をだしていきます。






でも水平を出すのって
結構難しんですよね・・・

なので私はレーザー水準器
というものを使って
水平を割り出しています。




おすすめなのが
緑のレーザーを使った墨出し器。

最近では楽天などでも
格安で購入できます。






DIYレベルなら
格安のレーザー墨出し器でも
全く支障がないと思います。

グリーンレーザーは
明るい昼間でもラインが
見やすいので

一昔前の赤色レーザーに変わって
主流になっています。

緑色のレーザー水準器で水平を取る


鏡の取り付け高さを決めて
壁固定するネジの高さを計算し、
その高さにレーザーの水平を
合わせていきます。

私は高さ2mまで対応の
三脚を併用しているので
高さを決める作業はかなり楽。






高さが決まったら、
今度はドッコを壁に固定する
段取りに進みます。

石膏ボードは
基本的にネジが効かないので、
レーザーの水平ライン上に
ネジが効く場所がないか?

木下地の有無を
専用工具で調べていきます。

壁の中の下地を探す



写真のようなセンサータイプの他に
物理的に針を刺して
下地を探す下地探しもあります。

壁紙仕上げの壁なら
針タイプでもOK。

基本的に針タイプの方が
確実に下地が探せます。
ただ、針が曲がりやすいので
予備の針が何本かあったほうが
安心です。





幸い我が家では、
水平ライン上に一箇所だけ
目下地があったので
ここはそのまま
ネジ固定ですることにしました。

ネジの穴あけ位置を
壁に記入していきます。




ネジが効かない
残りの2箇所には、
ボードアンカーというもので
ネジが効くようにアレンジ
していきます。

金属のボードアンカーで玄関ミラーを固定




我が家では写真のような
金属タイプのアンカーを使っています。

石膏ボードに
アンカーと同じ直径の穴を開けて
アンカーを刺してから
ネジをゆっくり回せば
確実にボードに固定されます。

スクリュータイプの
ボードアンカーだと、
ボードが割れてしまう
時があって、

結果的に壁ボードに
誇大な穴が開くという大惨事を
何度か経験したことがあるので

いまではこのタイプの
ボードアンカーを
使っています。

壁アンカーを使って鏡を固定する





ここまでの準備で
ようやく壁にドッコを
固定することが出来ました。

ドッコを使って壁掛けミラーの地震対策をやってみた






いよいよミラーをかけてみます。

ドッコを使って壁掛けミラーを固定する



いいですね〜♪
この隙間のない感じが
ドッコならではのもの。




でもこのままだと
ドッコを引っ掛けているだけなので
ここで最後の地震対策。

ミラーの下側を
耐震ゲルで固定します。




ここでも下準備が大切。
耐震ゲルがミラーにしっかり
吸着するよう、

アルコールを使って
ミラーの裏側の
汚れを拭き取ります。

壁掛けミラーを耐震ゲルで地震対策





ゲルを裏側に貼って
ようやく完成。

鏡の下型左右2箇所と
その真中の合計3箇所に
耐震ゲルを貼りました。

壁掛けミラーを耐震ゲルで固定する






作業すること1時間で
ようやく完成。

ドッコと耐震ゲルのおかげで
強い力で動かしてみても
ガチガチに固定されていて
動く様子がありません。

ドッコと耐震ゲルで壁掛けミラーの地震対策





出来ることなら
大きな地震は体験したくは
ないものですが、
そうは言っても地震国の日本。

日本に生まれた以上は
いざのときのために
しっかり対策だけは
取っておきたいと思います。


今回のドッコの購入先は
こちらのモノタロウです。

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