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シンプルづくり
【震災に備える】神棚の神具やお榊入れを耐震化する
2022.05.22
地震大国の日本ですが、
小さい地震を
繰り返し日常的に
経験してしまうと、
なんだかんだで
慣れてきてしまって
本格的な地震対策なんか
全くしなくなっちゃいますよね。
我が家も地震対策なんて
1ミリも考えて
いなかったですし
そもそも
地震があったとしても
大きくても
震度3か震度4くらいなので
軽く流してしまっていました。
とは言え、、、
昨今叫ばれる南海トラフや
首都直下型地震。
さすがに
マグニチュード8
クラスの大地震が
我が家にやってきたら
今のまま
何の対策もしなければ
家の中がひどいことに
なってしまうという事は
なんとなくイメージは出来ます。
被災した方の経験談を
本で読んだ時に
印象的なことが
書いてあって、
被災した際に
最もしんどい事は、
地震で散乱した
家の中を片付ける事らしく
体力だけでなく
気力すら奪われてしまうのだとか、、、
避難生活で
精神的にも参った状態で
家に帰って
待ち受けているのが
床に散乱したモノや
破壊されたモノの
後片付け、、、。
確かにそんな事が
自分に振りかかったら
精神的にも
参ってしまうんだろうなと
感じました。
そこで、
体力がある今だからこそ、
そんな大規模な
地震に遭遇したとしても
なるべく最小限度に
被害が収まるよう、
我が家でも
大規模地震に対しての
対策を立ててみる
ことにしました。
前回のブログでは
我が家での停電対策を
ご紹介しましたが
今回からは
地震への具体的な
対策となります。
まずどこから取り組むべきか?
対策するべき場所が
あまりにも多くて
悩みましたが
まずは天井に一番近い
最も高い場所から
取り掛かることにしました。
ずばり、
神棚の地震対策です!
我が家の神棚は特殊な神棚で、
壁掛け式のシンプルなタイプ。
2本のネジを使って
壁に固定しています。
神棚本体上部に
2個のフックが付いていて
そのフックを使って
壁にネジ止めする
シンプルな作り。
だからもし、
大地震なんか
まともに食らってしまうと
簡単に床に落ちてしまう
可能性が高いです。
そこで今回、
耐震用の粘着テープを使って
神棚の背面を壁に
固定することにしました。
使ったのは薄さ1mmタイプの
耐震テープです。
下の写真の真ん中のもの。
セロテープみたいなやつです。
ホームセンターでは
ゴリラテープという名前で
販売されているものがありますね。
神棚の上部は
ネジで固定されているので、
後はグラつかないように
神棚の下部分と壁との間を
テープで固定しました。
我が家の壁は
日本漆喰壁なので
強力な耐震テープを
使っても
剥がす際に
壁のダメージを
受けにくいのですが、
壁紙の場合は
種類によっては
壁紙表面が
剥がれてしまうかも
しれません。
でも
壁紙のダメージを考えるよりも
地震で神棚が床に落ちて
あらゆるものが散乱し
壊れてしまう方が
断然大きなリスクです。
床は傷だらけになるわ
磁器の器は割れてしまうわ
神棚本体も壊れる
可能性が高いですし
お米もお塩も
水もお神酒も散乱します、、、
もうこうなってしまったら
片付ける元気も
すっかりなくなります。
私の場合は一切躊躇せず
神棚を固定しました。
そもそも一般的に
壁に固定されている
神棚の場合は
この作業は不要ですしね。
これで神棚本体は
地震が来ても多分大丈夫。
でも本当の悩みどころは
ここからが本番。
むしろ神棚本体の事は
どうでもいいんです。
本当の問題はこれ!
お榊を入れる磁器の器や
お水やお酒を入れる磁器の器、、、
いわゆる
”神器” ”神具”
ってやつです!
これって固定したら
あかんやん?!
お水換えたり、
お酒入れたり
お塩やお米をお供えするから
固定したらダメです。
いやダメじゃない!
固定してもいいけど
どうやってお水変える?
どうやってお米や
お塩やお神酒をお供えする?
どないしよう?
毎日とは言わないまでも
確実に交換するお供え物。
神棚に神具を
固定してしまったら
お榊のお水替えも、
お供え物を変えるのが
大変になることは
すぐに分かります。
でもどうしたらいいの?
悶々と時間だけが
過ぎていきます。
この段階で
鬼のようなリサーチが
始まりました。
神棚本体に神具を
固定せずに、
お米やお塩
お神酒やお榊のお水が
変えられるアイテムを
探さないと、、、
でもそんなものが
世の中にあるのか?
2日ほどリサーチする中で
そんな都合の良いものを
見つけることが出来ました。
それがこちら。
シンプルモダン神具セット
お榊とお神酒の入れ物は
試験管みたいになっていて、
ヒノキ製の本体に差し込む
仕組みになっています。
お水とお塩
お米の容器も同じように
ガラスの容器を
ヒノキ製の本体に
差し込む形式です。
ということは、
本体のヒノキ部分を
神棚に固定しても
ガラスの容器を外せば
お水もお米もお塩も
お榊のお水交換も
お神酒も交換出来てしまう!
これ考えた人天才!
ということで、
早速楽天で購入した
シンプルモダン神具セットを
耐震テープ類を使用して
神棚に固定していきます。
今回私が使用したのが
耐震シートというもの。
プラスチックの基盤に
強力な耐震シートが施された
厚み1mm程度の薄いものです。
写真の正方形のものが
耐震シート。
一般的な厚み3mmとか
厚み5mmの耐震ゲルでは、
神棚と神具との間に
隙間が出来て
とってもブサイクなので
薄手のものを使用しました。
お榊入れと、お神酒入れの
本体部分裏側に
シートをカットして
貼っていきます。
続いて、
お水、お米、お塩を
お供えする本体裏にも
耐震シートをカットして
貼ります。
お鏡の本体裏には
耐震テープを貼りました。
最後に
全てのフィルムを剥がし
神棚本体と固定して完成です。
接着したかのような
バッキバキの仕上がりになっています。
普通に木工ボンドで
接着しても
良いとも一瞬思いましたが
固定してしまっては
神棚の御札を入れ替えが
出来なくなってしまうので
やはり耐震テープなどで
外せることが出来るように
しておかないとダメですね。
ここまで出来たら
ガラスの容器に
お榊やお水、
お神酒やお米などを
セットして
本体に差し込むだけ。
お神酒のガラス容器が
どう見ても試験管が
飛び出ているようにしか
見えなかったので
既存の
白い磁器の蓋を
かぶせてみました。
お神酒ぽさが出て
いい感じになりました。
今回神具の固定には
私はシート状の耐震シートと、
同じく厚みの薄い
耐震テープを使用しましたが
厚さ1mmの耐震テープのみ
でもOKだと思います。
南海トラフ想定規模の
大地震の際に
今回の対策が
どこまで耐えてくれるかは
分かりませんが、
結構ガチガチに
固定されているので
なんとか耐えてくれるのでは
ないでしょうか?
地震対策で
神棚の神具をどうしたらよいのか
悩んでいるあなた!
今回の内容が
参考になれば嬉しい限りです。