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シンプルなくらしを初めたきっかけ2 究極のシンプル・ミニマルライフを実践。結婚を機に、携帯番号やメールアドレスなど目に見えないものをすべて手放してみた

2021.09.24

白いお家で楽しむシンプルなくらし 白いくらし


結婚を機に、
妻のメンター達から
アドバイスをいただき、
一旦所持品をゼロにしてから
新生活を始めたことは
前回のブログでご紹介しました。


”髪の毛一本たりとも
古いものを新生活に
持ち込まない”


そのアドバイスを
忠実に守るため

自動車から
パンツ一枚に至るまで
所持品を一旦ゼロにしたのです。

今思えばこの
物理的にモノを手放すことは
労力こそかかりましたが、
その後の生活において、
支障をきたすことはありませんでした。



モノを手放すよりも何より
手放すことに勇気が必要で、
実生活にまで支障をきたしたのが

”目に見えないものを手放す”

ことでした。



アドバイス自体は、

”髪の毛一本たりとも
古いものを新生活に
持ち込まない”

という内容だったので、
目に見えないものまで手放せとは
一切言ってはいません。


でも、
せっかく妻のメンター達が
私達夫婦のことを考えて
アドバイスしてくださった
ことなので

実験好きな私は、
目に見えない ”古いもの” すら
すべてリセットしてみたのです。

・携帯電話の番号
・メールアドレス
・立ち上げたばかりの自分のビジネス(ホームページ)
・ビジネスで使っていた電話番号
・すべての人間関係

すべてゼロにリセットしたのです。



当時私は35歳。
35年分のすべてを、
結婚を機に一旦ゼロにしました。

いきなり携帯もつながらない。
メールを送っても宛名不明で
返ってくる。

当時の友人達はそんな私を
さぞ不審に思ったに違いありません。

今思えば、
不躾な行動ではありましたが、
結果的にはやってみる価値は
十分にあったと感じています。



ただ、
独立したてだった私にとって
一番きついリセットが
収入源=仕事のリセットでした。

サラリーマンを辞め
なんとか生活は続けられる位の
収入を得られるように
なっていましたが、

一段落したタイミングで
ホームページも、連絡先も
メールアドレスも全て閉じました。



それと同じタイミングで
インテリアコーディネートの
ホームページを立ち上げ、
物販のサイトも立ち上げました。

8月14日のブログでも書きましたが
以前友人が私にインテリアの仕事を
するようアドバイスをしてくれていたので
このタイミングで本格的に
インテリアのコーディネートを
生業にすることを決意したのです。



お金を節約するため、
ホームページ作成ソフトを購入し
ゼロから自分で作りました。

ご存知のことと思いますが、
ホームページを作ったからといって
すぐに仕事が入って来る訳ではありません。

ホームページは、
2年、3年かけて充実させていくことで
ようやくGoogleやYahoo!などの
検索エンジンの上位ページに上がってきます。

こうなって初めて
ひと目に触れるようになります。
でもたとえひと目に触れたとしても
インテリアコーディネートの
需要はそもそも
そこまで多いものではありません。

どこかのデザイン会社で
経験を積んだ人であれば、
その時の人脈から
独立後でも多少の仕事に
ありつけるのでしょうけれど
私はゼロからのスタートです。

コネなし、人脈なし、経験なし、
お金もなし、、、




当時の貯金は、
新居を借りる時の保証金(数百万円)や
賃貸契約ですぐに無くなりました。

人生で初めて300万円の融資を受けて、
運転資金に充てました。

運転資金と言っても、
身一つで立ち上げたビジネスですから、
家賃や光熱費、生活費に充てる訳です。

月を重ねる毎に
運転資金もみるみる
目減りしていきました。



さすがにこの時の私の焦りは半端なくて
スピリチャルな能力を持ち合わせた
妻のメンター達からも

”呼吸が浅い”
”もっと深く呼吸をしなさい”

と遠隔で私の状況を察知し、
メールでアドバイスを頂いたほどです。



でも、ただ待っているだけでは
現状は何も変わりません。

このままではまずい!
何か今できることをしなければと、
ポストへ投函する折込広告を
デザインし印刷してもらいました。


そして印刷された広告を携えて、
近所を中心に毎日歩いて
ポスティングをしました。

毎日ポスティングしても
一向に仕事の依頼は
入りませんでした。


みなさんも理由はすぐに分かりますよね?

冷静に考えてみてください。
もし我が家のポストに
インテリアコーディネートの
チラシが入ってたとしても、
すぐにゴミ箱に捨てません?

スーパーのチラシじゃあるまいし
気軽に電話で問い合わせなんて
しませんよね?

そもそもインテリアコディネートって
チラシで申し込むような
サービスではないですから、、、

そんなことすら
冷静に判断できないほど
焦っていたんですね。



でもね奇跡が起きたんです。




当時私たち夫婦は、
建物の2F部分に住んでいました。

3Fには大家さんが住んでいらして、
1Fはご近所の方が
趣味の帽子制作をするための
アトリエとしてお部屋を借りていました。

私は自己紹介のつもりで、
3Fと1Fのポストにも
チラシを入れおいたのです。



数週間が経過し、
一向に仕事が入って来ない
状況は変わらず、

やることの無い私は、
毎日住まいのお庭の掃除をしたり
営業車の軽のワンボックスを
洗車したりして過ごしていました。

自分の車を洗車する際に、
大家さんがご厚意で
高圧洗浄機を使っていいと
仰っていただいていたので、

大家の高級外車も、
どうせやることが無いので
勝手に洗車していました。

洗車をすると不思議なもので
その車のオーナーになったかのような
気持ちになれるんですね。

決して自分では買うことが出来ない
高級車に触れる素晴らしい機会でもありました。



そんなある時、
大家さんから電話がかかってきました。

「我が家の間接照明をやってくれない?」

これがゼロになってからの
初めての仕事でした。



今ではバリ島で生活されている
大家さんに後から聞いた話ですが、


”2Fに入居している夫婦は、
ほとんど家にいるし、
車ばっかり洗ってるし
チラシをポスティングするくらいだから
仕事に困っているに違いない、、、

このままでは
家賃滞納につながるかもしれないし
なんとか助けてあげなければ”

そんな気持ちから、
私に仕事をくれたのです。



あの時は本当に嬉しかった!
一生忘れません。

それだけでなく大家さんは、
数人のご友人にお声をかけてくださり
仕事をつなげてくださいました。

しかもそれだけでなく、
結婚を控えていたお嬢様の
新居のコーディネートを
ご依頼くださいましたし、

ご子息様の新生活のお部屋の
コーディネートも
お任せいただきました。



その後、
そのお嬢様がご友人に
私を紹介くださったり、

ご子息様が独立開業する際には
クリニックの内装からインテリアまで
全てをお任せいただきました。

やがてゼロから立ち上げた
手作りのホームページからも
新規の仕事の依頼が
ポツポツ入るようになりました。



あれから16年目の今では、
ご縁がご縁を呼び、
ビジネスオーナー様から
自社ビルのデザインを依頼いただいたり、
老人福祉施設の内外装プロディースを
ご依頼いただいたり

スキルと経験を磨きながら
住宅を中心に様々な
空間のコーディネートや
リフォーム・リニューアルを
させていただいています。




あの時、
全く仕事の無かった私に
手を差し伸べてくださった
大家さんのご厚意がなければ、
今の私はいません。

あの時、
結婚を機に引っ越すこと

”髪の毛一本たりとも
古いものを新生活に
持ち込まない”こと

そんなアドバイスを私達へ
送ってくださった
妻のメンターの皆さん。

そして、
何よりも”ゼロ”になることに
一緒に寄り添ってくれて、
今も家族として共に
人生を歩んでいてくれている
私の妻には

今でもただただ感謝しかありません。





あんなに気苦労するくらいだったら
何も仕事まで手放さなくても
良かったのでは?

なんて考えることもありましたが、
一つだけハッキリと
言えることがあります。

それはあの時、あのまま、
自分がやっていたビジネスを
もし続けていたら、
今の自分は無かったということ。




全く新しく仕事を創出し、
何もない所からスタートして、

当時想定していた家賃よりも
かなり背伸びをしてまでも、
住みたいエリアで
自分たちの理想に近い物件に
住んだこと。

そんなチャレンジがあったからこそ
全く新しい人との
出会いが生まれたのです。

あの時の自分では、
決して出会うことがなかった、
経営者さんや、
不動産オーナーさん。
開業医さんとの出会いに
繋がっていきました。



その後今に至る途中で、
何度か苦しい時期を
経験していますが、

それでも、
あの時ゼロになった状況に比べれば
乗り越えられないはずは無いと
踏ん張れました。


”手放せば、新しいものを
 手に入れることが出来る”


これはこの世の真理だと思います。
あの時の実体験からも
全身全霊で理解できます。



あの経験があったからこそ、
仮に今職を失ったとしても
何にも怖くありません。

だってまた、
全くのゼロから
同じプロセスで新しいことを
始めたらいいのですから。


最初の1年間さえ
工夫して知恵を絞って
人の助けを借りながらも
乗り越えられれば
何の心配もありません。

縁あって助けて頂いた以上、
縁あってお仕事を頂いた以上は、
期待以上の働きを持ってお返しをする。

自分の才能を惜しみなく出し切て
社会の役に立つ。

そんなスタンスで働いたら
結果は必ずついてくると信じています。


目に見えないものを手放すことは
誰にでもおすすめする内容ではありませんが、
私にとって最高のギフトでした。

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